「ついつい、比べちゃうんです・・・。
自分が、この子くらいの年頃には、こんなの弾けていたんですよ。」
これは、年長のお子さんのお母様からのご相談です。
お子さんのピアノ歴1年足らずです。
お子さんは、とても利発でピアノもお上手なのですが・・
ピアノ歴のあるお母様ならではのお悩みも又あるようですね・・。
「最近、自分からなかなか進んで練習しないんです。」
「自分が、今しか時間がない!っと思って
ピアノに向かわせようとしても、
そんな時に限って子どもは向かわない。
子どもが、ピアノしたいという時に限って、
私は忙しくて一緒に見てあげられないんです・・・。」
お母様はお仕事をしていらっしゃいます。
ご自分の事もあるのに
小さいお子さんを毎日お世話するのは本当に大変な事・・。
お仕事帰りに保育園に寄って、、
帰宅してからお子さんを寝かしつけるまでの間・・
日々戦争状態なのではないでしょうか・・。
お母様の頑張りは、本当に凄い!
尊敬します。
「あ~、今日もピアノ出来なかった!」
「なかなか、弾けない」
「ドレミがまだわからない!」
「宿題やる時間ないわ、、どうしよう・・明日レッスンなのに・・」
「練習させなきゃ、なかな上達しないわ・・。」
でも、子どもが言う事をきかない。。。
出来ない・・・
弾かせなきゃ・・・
出来ない・・・
イライラしますね。
本当に疲れますね。
気付いたらお子さんにイライラをぶつけてしまいますね。
挙句、自己嫌悪・・・・・。
よく分かりますよ。
でもね、子どもってそんなものです。
そんな時には、一呼吸置いてください。
ちょっと、考えてみてください。
なぜ、ピアノを習わせているのか。
例えば、お子さんをピアニストにさせたくて習わせているのなら
日々の練習時間も数時間必要となってくるでしょう。
そうでない場合、そもそもなぜピアノを習わせているのでしょうか?
・ピアノが大好になって、音楽を楽しんで欲しい
・芸術に触れ心豊かな生活を送って欲しい
・感性を豊かに育てたい
・情操教育として
・音楽を心の友として、心の支えにして欲しい
・自分が途中でやめたのでこの子にはずっと長く続けて欲しい
・物事をコツコツと続ける習慣をつけさせたい
色々な、理由がおありのことと思います。
大人でもちょっと気が向かない時、休みたいこともあるものです。
そんな時はちょっと日々の練習から視点を変えてみてくださいね。
メリハリも大切です。
ピアノに向かうばかりが練習ではありませんよ。
音楽は、日々の生活そのものです。
お子さんを遊ばせることも大事です。
自然に触れること、
音楽を聴くこと、
本を読むこと、
お絵描きすること、
何一つとして
無駄になることはありません。
毎日ピアノに向かえない時、
例えば小さなお子さんだと、
★お母様と一緒にお風呂の中で
「ドレミファソファミレド~♪レミファソラソファミレ~♪ミファ・・」
と歌いながら湯船につかったり、→音階の上がり下がりを覚えますね。
★「1のお指~♪、2のお指~♪」
とお指の歌を歌って指体操してみたり→指先の感覚を養い、指番号を覚えますね。
★「5と4のお指ごしごし体操~♪」→弱い4指、5指が強くなり動きが良くなります。
★「ドレミ」→「ミファソ」→「ソラシ」・・と音のしりとりを遊び感覚でゲームにします。
此方もドレミの配列を覚えるのに効果満点ですよ。
★楽譜から離れて、単語帳の指番号を1分ゲームしてみたり。
指番号と頭の回路が繋がりやすくなりますね。
親子で、しかも笑顔で出来る事は、たくさんありますよ。
そこら辺の引き出しは、
30年以上の指導経験から
数多くご提案できると思いますので
ご遠慮なく相談してくださいね。
でもね、お悩みばかりじゃありませんよ。
中には、こんな嬉しいご報告もあります。
「ピアノを習わせることで、
小学校に入学する前に、
毎日宿題をする習慣が出来たことが良かったです!」と
大変喜んでいらっしゃるお母様も(#^.^#)
ピアノを弾くということは、大変複雑な行為で、
決してすぐに出来るようにはなりません。
結果を急ぎ過ぎないことです。
どうか、温かい目で見守ってあげて頂きたいと思います。
小さい頃には、
とにかくピアノ大好き!
音楽大好き!にさせることが一番大切ですから。
一緒に協力してお子さんを成長させていきましょうね。(^_-)-☆
いつも応援しています♪♪
此方の記事も是非ご覧くださいね。
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